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宮城県の六華窯でつくられる「雄雪」は、雪華のような美しい結晶釉が特長。
窯の中で自然と生まれる結晶に同じ模様は存在せず、世界でただ1つの盃に。
磁土と釉薬に加えた黒色の雄勝石が、焼成時に白く変化する神秘も宿します。
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雄勝石
石巻市雄勝町で産出される雄勝石は、高い強度と美しい光沢が特色。雄勝硯の原料として600年以上の歴史を誇るほか、屋根材としての価値も高く、東京駅丸の内駅舎にも使用されています。2011年の東日本大震災では、甚大な被害を受けた雄勝石。復興への願いも込めて、雄雪の原料に使いました。
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六華窯
1976年、作陶家・岩井 純により仙台に築窯。美しい天目釉・結晶釉を独自に究め、オリジナリティあふれる作風が国内外で評判に。イタリア・アメリカ・韓国など海外の展覧会にも出品し、高く評価されています。雄雪に施された結晶釉や繊細な飲み口は、岩井氏の高度な技術と飽くなき探求心があってこそ。
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若柳地織
栗原市若柳で製造されている若柳地織は、明治末期に創業。1915年製の織機を大切に使い続け、伝統の縞模様とやさしい風合いを今に伝えています。かつては県内に13軒あった木綿織元も、現在ではこの1軒のみに。宮城県伝統的工芸品にも指定されている若柳地織で、会盃シリーズ専用の巾着を作りました。
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商品情報
- 20,000円(税別)
- 限定300個 [シリアルナンバー入り]
- 若柳地織巾着、桐箱入り
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技術監修
- 宮城県産業技術総合センター
- 福島ハイテクプラザ
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Made in 東北への想い
新ブランド「彩地器 Saijiki Tohoku」の第一弾として酒器を開発したのは、東北が米どころ酒どころであるから。東北の窯元や職人との協働によって伝統を継承するだけでなく、会盃が東北の銘酒を知る懸け橋になればと考えました。
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平盃へのこだわり
目指したのは、東北の地酒の美味しさが引き立つ器。蔵元や研究機関の助言をもとに試行錯誤を重ね、天開型の平盃にたどり着きました。日本酒を口に含んだ時、舌全体に広がる作り。お酒の深い味わいや香りが際立ちます。
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磁器である必要性
会盃シリーズは、すべて磁器。陶器と比べて磁器は吸水性がなく、お酒本来の味わいを愉しめます。口当たりを軽くするため、盃の口縁は限界まで薄く。この技術をもつ窯元や陶芸家と共に、商品開発を進めました。
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持ち歩ける「会盃」に
全5種の会盃すべてに、若柳地織の巾着が付属。巾着に盃を入れると、手のひらに乗るサイズです。この“マイぐい飲み”を持って、さあ酒宴へ。「会盃」の名の通り、東北の地酒や大切な人との出会いが生まれますように。
「会盃」で様々な酒を飲んでみて感じたのは、良い酒をさらに美味しくする盃だということ。香りがほどよく上品な「大吟醸」や「純米吟醸」に、とても合うように思います。
福島ハイテクプラザ会津若松技術支援センター 醸造・食品科 鈴木 賢二様